看護師さんも基本をおさらい!夏バテ・熱中症対策

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いよいよ本格的な夏がやってきますね。

夏といえば毎年熱中症夏バテ問題がメディアを騒がせますが、何を隠そう筆者は学生時代にあるスポーツで日本一になった経験があります。
この時期のコンディション管理は、スポーツを行っていない方でも非常に重要ですが、私は現役時代に『日本一になる為にそこまでするのか!?』というレベルで色々と対策を行っておりました。

看護師の皆さんも、患者さんの体調管理はもちろん、ご自身の体調管理にも十分にご注意くださいませ。
直ぐに実践出来る事が多いので、いくつか体調を崩す原因や対策をピックアップしていきたいと思います。

基本中の基本・水分摂取

気温が上昇すると身体は汗を流し体表を冷やし体温を調節している訳ですが、水分摂取量が少ないと汗が出にくくなり熱がこもり熱中症のように体調を崩してしまいます。
逆に汗が出過ぎると脱水してしまう訳ですが、身体から10%の水分が減ると意識喪失も起こり得ます。

基本的に喉の渇きを感じた時点で、現在のスポーツ現場では『時すでに遅し』と判断されます。早めに水分補給をしましょう。
日ごろから水分摂取を怠っていると、真夏に体調を崩すのはもちろん、1年を通して血液もドロドロになり栄養や酸素も上手く運搬されずに、代謝機能が円滑に進まなくなります。
(時折、身体が浮腫むから水を飲まない方がいますが、非常に恐ろしい事を行っております。浮腫みを感じる方はキュウリや大豆など、水分塩分調整を司るカリウムを取りましょう)

ちなみに腎臓の機能は脱水状態が重なると血液量が減り、腎機能が低下してしまう可能性が高くなります。

真夏に飲んだら危ないもの!

ここで重要なのは「どのような形で水分を摂取するか」
コーヒーなどのカフェインを含む飲み物には利尿作用があって、かえって脱水になります。

アルコールも同じ理由で脱水を助長しますね。
ビアガーデンで飲むビールがいつもより美味しく感じますが、これだけでは水分補給になっていないことを抑えておきましょう。

忘れてはいけないビタミン・ミネラル

汗や尿から排出されてしまう為、積極的に摂取していきましょう。
特に重要なのがビタミンB1で、ジュース(清涼飲料水)ばかり飲んでいると、身体に過剰な糖分を処理する為にビタミンB1が消費されてしまいます。
更にビタミンB1が不足すると、おにぎりやパン、麺類の主成分である炭水化物をエネルギーに変える事が出来なくなり悪循環に突入します。

これが夏バテの原因です。
実は、土用の丑の日にウナギを食べるのは、ウナギに多く含まれるB1が目的なのです。
キンキンに冷えた甘いジュースはなるべく控えて、比較的安価で購入出来るビタミンBのサプリメントを活用するのが手っ取り早いですね。

最重要の塩!

目新しいサプリメントが流行り廃りで出ては消えを毎年繰り返しておりますが、普段見逃されがちな要素として“ナトリウム”“塩素”があります。

この2つは俗に言う『塩』になりますが、大量に汗を書く真夏では足りなくなる可能性も。

なんと激しい運動後だと、汗とともに失われるナトリウムは8gに達します。
これは男性の1日平均摂取量も上回る数値なので、不足する可能性は非常に高いです。
(尚、お菓子やおつまみには平均して1g程度のナトリウムが含まれています)

ナトリウムの主な働きとしては3つ。
①細胞の浸透圧を調整
②体液のpHを調整
③栄養素の取り込みを行う

高血圧の人にとってナトリウムは控えたいところですが、このようにカラダにとって欠かせない要素なのです。

ナトリウムは交感神経の興奮にも関係し、足りなくなるとやる気がなくなります。
江戸時代には「塩抜きの刑」といったものがあって、罪人の食事から塩分を完全に取り除いたことがあった様です。(諸説あり)
この刑を課された罪人は日に日に大人しくなっていった様で、夏バテでやる気が出なくなるのは、ナトリウム不足も関係あるというのが有力です。

夏バテ・熱中症対策のまとめ

喉が渇く前に水分を取る
ビタミンBを意識する
塩分は恐れない!(梅干しやみそ汁が簡単)

これから夏本番!!体調管理には十分ご注意ください!
夏のボーナスもあり転職活動も活発になる時期です!
キャンペーンを実施中ですので、お悩みの方はお気軽にご相談ください!

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