看護師の人材紹介を使う、メリット?デメリット?

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看護師に限らず、転職を考えている方々がネットで検索すると様々な情報が溢れています。

人材紹介会社が作っている求人サイトの求人情報や、募集企業が直接掲載している求人広告など、利用する方にとっては違いが分かりづらく、気を付けて使わなければいけません。

そんな中で、人材紹介を使うメリットって、あるのでしょうか、また、デメリットは?

こんな記事を書くとデメリットを書かず、メリットだけを書く、そんなサイトがありますがそれは信じられないですよね。今回は看護師の人材紹介を使うメリット・デメリットについて書いてみました。是非、参考にして転職活動を進めてください。


看護師人材紹介を使うメリット


1. 募集の有無を簡単に確認できる

人材紹介会社によってメリットは変わってきます。まずは良い人材紹介会社を使う場合のメリットについて書いてみます。

人材紹介会社では募集している企業へ募集の確認を常に行っていますのでご自身で募集を確認する手間が省けます。仕事をしながら転職活動をするのであれば情報収集だけでもいくつかの人材紹介会社を使うと大変便利です。

しかし、中にはでたらめな仕事をされている紹介会社も存在します。募集をしていない求人をちらつかせ、他のところに斡旋するような会社です。また、ハローワークの求人だけを複写して掲載を行っている会社もあります。悪い会社の特徴は「しつこい・ゴリ押し」などです。口から出まかせをいい、混乱だけさせるような紹介会社もありますので注意しましょう。


2. 面接時のアドバイスや履歴書の添削をしてもらえる

これもすべてではないですが面接時のアドバイスや履歴書の添削をしていただける会社もあります。

紹介会社から事前に会社の情報や採用担当者の考えなどを聞いておくとその場の対応がうまくいきます。突然、想定していなかった質問をされたり、言ってはいけないことなどを言ってしまいまずい雰囲気になるとせっかくの面接が台無しになります。

また、必ずと言ってよいほど聞かれる「なぜ、当病院に応募したのですか?」という質問でわざとらしいことを言っても印象がよくなりません。このあたりを事前に紹介会社と相談しておくと大変有効です。


3. 聞きづらいことを上手に聞いてもらう

やっぱり、求職者が気になるのはお給与、お休み、残業などです。しかし、このあたりをガツガツ聞くとどうしても印象が悪くなるので、そこはコンサルタントに上手に聞いてもらうと良い印象が残せます。

また、聞きづらいからといってはっきりさせておかないと後で問題になることもあります。やはり病院側は少しでも安く人を集めたい、人件費を低く抑えたい気持ちがあるので、話がかわることがあります。このような時に紹介会社経由だとしっかり証拠が残るので安心です。

私が体験した話ですが募集をしている時給があいまいな病院で紹介会社から入職したほうが時給が高く、直接応募だと100円安くなるような病院もありました。


4. 交渉してもらえる

人材紹介会社に給与などを交渉してもらうことができます。本人が交渉すると少しえげつなくなりますが、紹介会社から「2つの病院で迷っていて片方が少し月給が高い、本当は御医院にいきたいのですが…」などと交渉すれば、給与額を上げてもらえることもあります。印象も悪くなりません。これは紹介会社だからできることです。

給与だけでなく、気の利いたコンサルタントであればいろいろな交渉をしてくれます。


5. 本当の環境や雰囲気を教えてくれる

採用担当者は入社してほしい看護師には本当のことを言わないものです。本当のことを言ってしまうと入社してもらえないから言わない・うそを言うなどの採用担当者が多くいます。

採用担当者が人材紹介会社にも嘘をついているケースがあります。しかし、人材紹介会社が入職した看護師から現状を聞くなど、病院の真の環境・雰囲気を情報収集していれば、入社後の行き違いがなくなります。


全部の紹介会社にメリット?

先ほど述べたメリットはすべての紹介会社のメリットではありません。例えば内定通知書などをもらわない紹介会社もあります。

国の法律では面接までに求人票を本人に渡せばOKで、最後の約束や労働契約には紹介会社が関与しなくても良いことになっています。ですので看護師のように経験やできることで年収が変わるような職種であれば、内定通知書などをもらい内定通知証の中に給与条件を提示させておかないと後で問題になることがあります。

新規で契約した病院で「いままでの紹介会社にはそんなもんだしてなかったよ」という病院がたまーにいらっしゃいます。そしてそんな病院に限って騙そうとする匂いがプンプンします。

また中には紹介会社も病院と一緒になって求職者をだます、そんな会社もありました。これは求職者からの情報です。これが小さい会社ではなくかなり大きい会社でもあり、やっぱりノルマでゴリゴリな会社でした。こんな会社のいうことはやっぱり嘘が多く業界でもよく耳にします。最悪なのは紹介会社と医療機関が結託して看護師を入職させるパターンがありました。これもゴリゴリな会社でした。


紹介会社を使うデメリット

1. 人材紹介会社によって様々

人材紹介会社(有料職業紹介)によって様々なので同一のサービスを受けられると思っていると失敗します。きちんとしている会社もありますがそれ以上に適当な会社があります。

そしてもっと深堀すると会社の中にもきちんとしたコンサルタントがいればひどいコンサルタントもいます。これも会社の大小には関係ないです。

大きな会社では若い方が多く、適当に仕事をしている若者もいます。ただ、やはり会社の社風みたいなものがあるので、ノルマでゴリゴリやっている会社のコンサルタントは看護師の幸せよりも自身の目標達成を優先している人たちが多いと思います。当たり外れがあるのではずれだと思ったら担当を変えてもらうか、会社を変えるべきです。


2. 人材紹介でいけない医療機関もある

人材紹介の予算を持っていない医療機関もあります。公益財団法人や大学病院などはほとんど人材紹介は利用していませんので、もしそのような医療機関が希望であれば直接医療法人のページから募集の問合せや応募をしてみる方がいいです。それとクリニック系でも人材紹介を使うところもありますが使わないところも多いので条件の設定がたくさんある(時間・休日・給与・エリア)場合はご自身で問合せする方がスムーズです(特にパート・アルバイトなど働く時間・曜日の条件がある場合)。


3. 医療機関と人材紹介のごたごたに気を付ける

まれにある話ですが、人材紹介経由なのに医療機関が人材紹介には不採用を出し、友達の紹介・ハローワークで来たことにするからと裏で採用を出す医療機関があります。これは人材紹介側も異変に気付くので後で確認が入りわかってしまいます。これは医療機関の詐欺行為でこれに乗ってしまうと大変なことになりますし、このようなことを言う医療機関は大抵ルールを守らない自己中医療機関なのでサービス残業・保険請求の偽造やスタッフへの約束も守りません。このような医療機関はやめた方がいいです。


まとめ

人材紹介のメリット・デメリットを理解して使うことをお勧めします。パート・アルバイト・大学病院・公益などは自身で探し、その他については人材紹介を上手に使うべきです。

それと担当してもらうコンサルタントがあまり、ゴリゴリ感が強く感じたらやめた方がいいかもしれません。ナースJJでは転職後のアンケートを有料でお手伝いしていただき、沢山の情報の鮮度を上げています。売上の規模だけを求める会社とは違い、コンサルタントとしての経験豊富なスタッフがいますので是非、転職を意識したのであればご相談ください。

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