
土日祝休みで夜勤無し、一般的なクリニック以上の給与がいただける事も多い「治験コーディネーター(CRC)」。
ライフワークバランスが非常に優れているイメージがあり、ナースJJにも日々多くの問合せをいただきます。
しかし、お電話で詳しくお話しすると、思っていた業務内容との相違を感じる方も多いようです。
CRCとはどのような仕事になるのでしょうか。
治験コーディネーター(CRC)の仕事内容
新しい薬を世に出す為、患者さんや健康な人に該当の薬を使用して貰い、その際のデータを集める事が治験です。この治験が滞りなく実施出来るように各種関係者の方々と連携して調整していくのが主な業務になります。
基本的な流れですが、
①治験先の医療機関が決定
②CRA(臨床開発モニター)より治験内容の説明を受ける
③医療機関や治験を受ける方への資料作りや説明実施、スケジュール管理
特にメインの業務は③になります。
法律上、臨床試験を行う際には被験者に対してしっかりとした説明を行う責任が生じます。
被験者が治験期間中に不安を感じている時も、適切にケアしていかなければなりません。
服薬・検査スケジュールの確認やフォローを行う事も大切な仕事です。
治験コーディネーター(CRC)の勤務時間
必ずではありませんが基本的な勤務時間は平日の9時~18時になります。土日祝が休みであるのでこの部分で惹かれて興味を抱く方が大勢いる印象です。
残業に関しては平均して月10時間程度でしょうか。
以上が基本的なパターンですが、状況によっては柔軟な対応を求められるケースがあります。
治験に参加する被験者や医師のスケジュールに合わせる必要がありますので、土曜日に治験が実施されるケースも存在します。
その場合、土曜日に出勤した分は平日に代休を取得するケースが多いです。
治験コーディネーター(CRC)に必要なスキル
最も必要なスキルはコミュニケーションスキルと言われております。治験には被験者、医者、医療従事者、製薬会社などの様々な人が関わってきますので、治験が滞りなく円滑に進行するように折衝を担当する必要があります。
CRCには特に必要な資格はありませんが、看護師が現場で活躍する傾向が高いようです
その理由の一つに、病棟で経験のある看護師の方が、院内での立ち回りを心得ている為ではないでしょうか。
また、治験では各種資料を自ら準備・作成する事も珍しくありませんので、情報処理能力やPC能力も必要になってきます。
治験コーディネーター(CRC)として働くメリット
前述した通り、土日祝が基本的な休みになり、有給も消化しやすい環境になります。また、夜勤が無いので家庭とのバランスを取りやすいのも大きなメリットです。
肉体的な労働も減るので、腰痛に悩まされる事も無くなるでしょう。
また、看護師として勤務している際には、限られた人達の中でのコミニティー形成になりますが、 CRCとして勤務すると多くの方々と関わる事になるので、ビジネスマナーが身に付くキッカケになります。
治験という特性上、新薬開発に関わりますので、自分の関わった薬が効果が認められ実際の医療現場で使われる事になれば、大きな達成感になるでしょう。
まとめ
多くの看護師が活躍しているCRCのお仕事。ライフワークバランスに優れる仕事ではありますが、治験には多くの方が関わるのでその方々とコミュニケーションを円滑に行っていく必要があります。
病院などからCRCへの転職は相当のキャリアチェンジになりますので、どうしても転職について悩まれる方も多いでしょう。
ナースJJであれば多数のCRCへの転職成功例がありますので、ご興味いただいた方はナースJJのコンサルタントと相談しながら、よく考えた上で進めていただけますと幸いです。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
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