看護師が面接で不採用になった6つのケース

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2018年も終わり新しい年を迎え、早いもので3月に入りました。
皆様方はどのように2019年をお過ごしでしょうか。

2018年度はナースJJにご登録いただいた多くの看護師さまが無事にお仕事を決定されましたが、中には残念ながら面接で不採用になってしまうケースもございました。
今回はその中で印象に残った不採用事例について何点かピックアップし、どうすれば採用になっていたのか対策を含めて考えてみたいと思います。
今後面接を控えている看護師さまの参考になれば幸いです。

不採用事例① 向上心が強すぎて扱いにくい?

看護に関する資格を取る為に通信制学校の授業や各種研修を積極的に受講しており、とても向上心のある方で将来は管理職も行っていきたいと考えられている方でした。
上記研修などに参加する事に専念する為に今までは派遣という働き方を選択されていましたが、今後は腰を据えて常勤として長く働いていきたいとご相談いただいておりました。

病院での面接でも熱い想いをお伝えいただき面接官にお気持ちが伝わり採用と思いきや、残念ながら結果は不採用になってしまいました。
理由に関しては研修参加などは病院への貢献度が高い方に優遇・配慮したいという病院側の考え方があり、入職早々にそのような対応は難しいとの回答でした。

勿論、入職早々に勤務を考慮して欲しいとは直接的に申し上げた訳ではありませんでしたが、病院側からは少々我が強そうにみられてしまったようです。
病院の仰る事も十分理解出来る事である為、向上心をアピールする時には病院の求めている人材とマッチするのかを、一度考えてみるのが良いでしょう。

不採用事例② 日勤高給与に釣られて応募したと判断された?

日勤高給与と言えば看護師の皆さんはどんなお仕事が思いつくでしょうか。
その内の1つに美容業界でのお仕事がピックアップ出来ます。

特に20代から30代に掛けての看護師さまに人気である美容クリニックは、就職を希望する看護師さまも多い為に採用率が病院や施設に比べて圧倒的に低い業界であります。
その為、面接官の判断基準がかなりシビアである事もあり、応募意欲が高くない限りはなかなか採用される事がありません。

今回のケースでは漠然とした華やかな業界への憧れを持ち、美容クリニックの面接に進んだ方にスポットを当ててみたいと思います。
美容クリニックでは業界分析、志望動機、その他細かい質問などがズバズバ行われますが、なかなかこの手の鋭い質問に的確な回答をその場で用意出来る方は多くはないです。
不採用になった際に理由を確認したところ、『何故美容業界で働きたいのか全く定まっていない。HPもまともに見ていない模様』との手厳しい回答でした。

美容業界で面接を受ける際には、HPは隅までチェックして企業理念なども答えられる様にするのは勿論、同業他社と比べて何が違うのかを分析し、通常よりも多くの面接対策に時間を割く事が求められます。

不採用事例③ 給与アップの希望を前面に出し過ぎた?

面接ではタブーの発言が幾つかありますが、給与関連もその内の一つです。
転職理由の中には当然給与に関する事も含まれますが、面接の場で話すと日本ではどうしてもマイナスになります。この発言を行ってしまうだけで、大幅に不採用率が上がってしまいます為、話さないのが適当でしょう。

給与アップを目標にしている際には、まず自らが良い人材であるとアピールする事で高い評価になる事を狙います。高い評価で採用いただいたタイミングで、給与交渉していく事が最も現実的な選択肢でしょう。

不採用事例④ 人間関係で悩み過ぎている?

どうしても合わないと思える同僚・先輩・上司が職場には1人2人はいるものですよね。
ただ、人間関係で悩んでいる事を面接でストレートに伝えると、1人でも合わない方がいた場合は直ぐに転職してしまうと判断される事もあります。
人間関係で悩んでいる事は基本的に伏せていただいた方がよいでしょう。

面接での質問でも『苦手な同僚がいた時はどのように対応しますか?』と聞かれる事が多々あります為、同僚の良いところを探す・認めていただけるように努力を重ねる等、プラスな発言を交えて切り返すと有効でしょう。

不採用事例⑤ 優柔不断の為に希望が定まっていない?

家庭や職場、様々な事情によりどうしても転職時期がハッキリと定まっていない看護師さまも少なからずいらっしゃいます。
そのような事情をご理解いただいた上で面接してくださる職場も有難い事にございます。

“転職時期が定まっていない”という事だけなら大きな問題はありませんが、このような状態の方は面接官から行われる様々な質問(転職時期以外の質問)に対してはハッキリと回答していく事が大切になっていきます。

転職時期が定まっていない状態にも関らず、その他の質問に対しても曖昧な返答を行ってしまうと、優柔不断の面が際立ってしまい面接官に良い印象を与える事は出来ません。
転職時期が先の方でも是非採用しておきたいと面接官に思っていただく事が大切になりますね。

不採用事例⑥ 人見知り発言をしてしまった

現在、右肩上がりで事業所数が増えている訪問看護を希望する方の事例では、面接官が行った何気ない質問の回答1つでその場の空気が一気に変わりました。
『初めての方の打ち解けるのが苦手で・・・』

訪問看護は在宅訪問の為に研修期間中を除けば利用者と1対1になる機会が非常に多い為、利用者も緊張しているケースが多々あると聞きます。
利用者の不安をコミュニケーションにて解決する事が看護師に求められますので、どうしても人見知り発言は非常に目立ってしまいます。

上手い面接官は看護師にリラックスしてもらい話しやすい空気を作り出す事に長けていますので、つい気が緩んで失言をしてしまうケースも少なくありません。
そういう時こそ、今自分が発言した内容を周りが聞くとどのように感じるのか、どんな時でも冷静に客観視する事が面接のコツになりますね。

ただ、これだけは言えるのは、人見知り発言は訪問看護以外の面接でもプラスになる事はありませんので、この発言だけは行わない様に気を付けてくださいませ。

まとめ

残念ながら不採用になる時は、意外な事に何の変哲も無い一言が引き金になる事も、今回事例を見ると決して少なくない事が分かります。
面接中に面接官と話が弾んで緊張が解れてきた頃に失言が出てしまう事も珍しくありません。
1つの失言を挽回する事はとても難しくなりますので、常に面接官に評価されているという認識を忘れる事なく、適度な緊張感を保ちながらより良い面接結果になるように対策していきたいですね。

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