看護師が施設への転職で失敗しないために知っておくこと

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『以前、施設への転職サポートしてくださりありがとうございました。突然ですがその施設を退職する事になりまして・・・』

突然の連絡が看護師さんから入りました。
病院で経験を重ねていた40代の看護師さん。
今後は施設で働きたいという事でその希望通りに転職先が決まったはずでしたが、一体何があったのでしょうか・・・

この方のように病院から施設に転職したいとご相談いただく看護師さんがナースJJでも飛躍的に増加しています。
その数の増加に比例して、病院から施設への転職を失敗してしまったという声も。
どうして希望先であった施設への転職を行ったのにも関わらず、その職場を転職してしまうという選択肢が生まれてしまうのでしょうか。

ざっくりと大きく分けて施設には3業態ありますが、その特徴をキチンと理解する事で施設への転職でのミスマッチングを防げますので、是非最後までご一読していただけますと幸いです。

看護師が老健に転職する際の注意点

老健の特徴

一般病棟や回復期リハなどを経て、短期~中期間で在宅復帰を目指すためのリハビリ施設です。
原則としては3カ月間で在宅復帰を目標に掲げていますが、現実問題としてはなかなか上手くいっていないケースが多いです。

入所80名の規模ですと看護師8~10名を雇用しています。

様々な施設が国内において存在しますが、他の施設との最大の違いは唯一ドクターを常駐している為、急変時の対応もすぐに行えるという安心感があります。
在宅復帰を目指している関係上、要介護度は平均2~3になる為、比較的歩ける方々も多い。

老健に転職するメリット

施設の中では最も看護師の人数が多いです。
また、平均年齢も比較的高めの為、子育て中のママさんナースにとって理解が得られやすく働きやすい事。

施設という特性上で医療行為は少ない為、子育てからの復帰等、ブランクがある看護師さんにとっては復帰しやすい環境です。

老健に転職するデメリット

病院やクリニックと異なり介護要素が多くなる為、看護と介護を分け隔てなく考えられないと合わないです。

療養病棟、回復リハ病棟等と同じイメージで入職されると、医療行為の無さに対してギャップを感じその事で物足りなくなります。
この物足りないという部分は、一般病棟から療養病棟に移られた方も同様ですが、老健における看護師さんの業務をしっかり確認すると良いでしょう。

看護師が特養に転職する際の注意点

特養の特徴

寝たきりや認知症などにより、常に介護が必要で自宅での介護が困難となった方のための施設です。
ですので、前述した老健よりも介護度がより一層高くなります。

要介護度は平均は4以上の施設が多く、終末期を迎える方々が殆どです。

老健との大きな違いは在宅復帰を目的としていない点で、状態が安定している事からドクターが常駐しておらず、週1回ドクターが往診に来る形です。

入所80名の規模ですと看護師は3~6名程度と少なく、介護士が主体になります。

特養に転職するメリット

老健などと比較して、介護士が主体であるため、看護と介護の業務を分けている傾向があり看護師の負担は比較的少ないです。
私も特養の面接に同席させていただくと感じますが、トランス業務は全て介護士が行っている所も多かったです。

夜勤はなく、原則日勤常勤で働く事が出来ます。
癌患者ではないが終末期という観点では緩和ケアをやりたい看護師にとっては適した環境です。

特養に転職するデメリット

看護師が少ないため、子育て中のママさんナースにとってはクリニックなどと同じく融通が効きづらい傾向があります。
希望休や突発的な休みに対応してくださるかは事前に確認した方がミスマッチングを防げます。

老健ではドクターが常駐しておりますが、特養ではドクターがおりません。
ですので利用者それぞれに主治医がいることもあり、様々なドクターとのやり取りが必要になる事もあります。

看護師が有料老人ホームに転職する際の注意点

有料老人ホームの特徴

主に60歳以上の自立高齢者が生活する住居です。
民間企業が最も多く参入しており、中にはホテル並みの接遇でサービスを行うホームもあります。

入居条件や部屋タイプなどは、施設により大きく異なる為、その施設により要介護度も異なり、看護師等の体制も様々となります。

有料老人ホームに転職するメリット

大手企業が多く参入していることから、給与や福利厚生の待遇が良い所も多く存在します。

日勤常勤で働ける事が多い事から、家庭との両立はしやすい傾向にあります。

お客様のお住まいになる為、まさに寄り添った看護が出来る職場です。

有料老人ホームに転職するデメリット

施設ごとに看護師が数名しかいない現実を受け入れる事が必須となります。
介護度が低い事から施設の中で最も看護師の人数が少ないです。

しかしながら、施設毎に受け入れる要介護度や方針が異なり、点滴や看取りまで行う所まであります。

各施設の状況を適切に把握しないとイメージともギャップが生じる可能性が生まれます。

まとめ

主要な施設として老健、特養、有料をピックアップしてみましたが、看護師の人数や介護度がそれぞれ異なるのが大きな特徴でしょうか。
施設への転職の際には各施設の特色をしっかり理解した上で、自分にとってどの施設が適しているか判断していくのが良いですね。

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