年末年始・1月は看護師が転職するのに良い時期?悪い時期?

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いよいよ2020年に突入しました。
年末年始や1月は、転職時期として考えると実際の所いかがなのでしょうか。
今回のコラムでは、年末年始・1月に行う転職について考えていきたいと思います。

年末年始は看護師の転職市場はどうなっているの?

そもそも病院や施設はこの時期、看護師求人は出ているのでしょうか。

基本的には時期によって多少の求人量の差はありますが、全く求人をしないという時期は存在しません。
最も求人が増えやすい時期は4月でありますが、次に求人が多くなるのは夏と冬のボーナス支給後です。

ここではボーナス支給後に退職を考える方々が毎年一定数いらっしゃいますので、そこでの欠員を埋める為に採用を強化しております。
このような事情から、むしろ年末年始の転職活動は狙い目と言っても過言ではありません。

年末年始は病院側も忙しいから応募しない方が良い?

『こんな忙しい時期に面接希望者として応募してしまうと、煙たがられてマイナス評価になってしまう?』と危惧する方もいますが、実際はそんな事は一切ありません。

その他の病院も等しく採用活動を継続しておりますので、年末年始だからと言って採用活動をしなければ人員補充に失敗してしまう事になります。
従業員数が多い職場であれば、12月のボーナス後に一定数の離職者が出てきてしまいますので、年末でもしっかりと採用活動をしないと、病院運営にも支障が出てしまいますね。

このような理由から、年末年始だからといって応募を躊躇する事は無いと言えるでしょう。

退職発生後の穴埋め採用が狙い?

前述した通り、冬のボーナス支給後は退職希望者が一気に出てくると人事担当者からの声をよく聞きます。
となると、病院側からすると年明けまでにある程度の採用計画は進めておきたいと考える事が普通です。

実際に年末年始に転職活動する看護師さんは少なくなる傾向がある為、他の看護師さんの活動が少ないこの時期に敢えてしっかりと就職活動する事は、年間を通してライバルが少ない為に非常にオススメです。
この時期は看護師さん自体もバタバタと忙しくなる時期であり、『年末は忙しいから・・・』、『大掃除などもあるしゆっくりしたい・・・』といった具合に考える方も沢山いるでしょう。

病院側としても応募が少ないこの時期退職者の穴埋めが出来る事は、非常にメリットを感じて他の時期よりも採用確率が上がる可能性もあります。
『みんなが活動しているから自分も同じ時期に就職活動をしよう』という事ではなく、『みんなが活動していないから敢えてこの時期に動こう』といった心構えが吉と出るかもしれません。

1月入職のメリット

①年をまたぐので仕事の区切りがしやすい

年末で現在の仕事がある程度ひと段落し、年末年始休暇を経て年明けから業務再開される事が一般的です。
非常にキリが良いタイミングになりますので、業務の引継ぎでバタバタしにくい時期になります。

年内は今の仕事を片付けて年明けから新しい職場で心機一転するのは効率的でしょう。
また、転居を行う場合には引越などの準備期間をしっかりと確保する事が可能になります。

②ボーナスを受け取って退職出来る

年俸制で無ければ12月上旬にボーナスを受け取る事が一般的ですが、1月入職であればボーナス支給時期に在籍をしている事になります。
余程の事情が無い限りはこの時期の転職であれば、ボーナスを受け取り転職する事が出来ます。

どうしても新しい病院に転職してしまうと、最初の数か月は夜勤に入る事が出来なかったり、何かと出費が増えたりと家計を圧迫する事になります。
出来る限り、ボーナスを受け取る事で経済的にも余裕がある状態で新しい職場に転職していきましょう。

ただし、病院によっては退職予定者にはボーナスを減額するなどのケースもあります為、その辺りは就業規則を確認するようにしていきましょう。

③採用を強化している時期の可能性あり

これは前述した通りの内容になりますが、この時期は退職者が増えるにも関わらず応募者が減る時期です。
採用側にとっては非常に困った時期になる訳ですね。
普段はハードルが高い事で知られる病院であっても、この時期であれば選考が多少緩くなっているかもしれませんので、非常にチャンスであると言えるでしょう。

1月入職のデメリット

①引継ぎが難しくなる可能性

年末は何かとバタバタとしてしまう事も少なくありません。
ですので、12月中に退職を行う為に新任者に業務の引継ぎを行おうとしても、なかなかその作業が上手くいかず、引継ぎが進まない事も考えられます。

引継ぎが上手く進まない事で、退職時期を先延ばしにする事を打診され、転職先の入職時期に影響が出てしまう可能性もあります。
しっかりと引継ぎを完了させて円満退職を行う為のスケジュールを心掛けていきましょう。

②面接設定に時間がかかる可能性

12月になると採用側も日々の業務量が増加する事で、面接設定に時間が掛かってしまう可能性もあります。
普段は直ぐに面接調整が出来る事が多いですが、どうしても調整に時間が掛かり双方の予定を合わせにくいのが現状です。

出来る限り、こちら側の面接可能日時を多めにお伝えする事で、少しでもスムーズな日程調整を心掛けていきましょう。
もし時間的な余裕があるのであれば、出来る限り11月中には内定を得ておくというのも有効ですね。

最後に

今回は年末年始の転職活動についてお話させていただきました。
年間でも特殊な年末年始の時期ですが、基本的にはそのような事はあまり気にしないでに転職活動を行なうと良いでしょう。

年明けに向けて採用が積極的になる時期になりますので、早めに転職の軸を整理し、早々に応募をしておく事が吉です。
とは言っても、この時期に病院側の人事担当者とお話していても、採用が強化されている事は感じますので、転職活動を鈍らせる事なく良い転職活動をしていきましょう。

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