【看護師体験談】ある看護師さんが転職を決めた理由

この記事は2分で読めます

talk_37

しゃべくる看護では、看護師さんの転職を応援するサイト「ナースJJ」を通し、看護師さんから体験談を募集しています。
今回、13年間お勤めの職場から転職する看護師さんが、転職を決意した理由を赤裸々に語ってくださいました。

「看護師が語る退職理由」(匿名希望)


こんにちは。みなさんは、今勤めている職場を辞めたくなるのはどんな時ですか?
私は、この度、約13年間勤めた職場を退職することになりました。
退職するにまで至った理由は、1つではありません。1年以上前から「辞めたい。」「もうこの病院にはいられない。」と考えながら日々過ごしていました。

私は看護師歴19年目です。看護師としての人生も半分が過ぎていきました。残りの20年は本当にやりたいこと(看護)をしよう!!と思ったことが大きかったです。
それと、このままこの病院で定年まで働く自信がなかったというのも正直あります。
周りを見渡しても、50代の方は数人いらっしゃいますが、定年まで勤め上げている方はいません。20~40代がほとんどです。
皆さん「つらい。」「きつい。」と言って退職されていきます。

私は、定年まで、いや定年を過ぎても、年金が支給される年令まで働き続けなければなりません。
こんなに“きつい”職場に定年まで勤め上げる自信なんて全くありませんでした。
だから、転職するなら“今”だと思いました。

看護師としての経験もある程度は積み、年令もちょうど40才になったばかり。
これからが折り返しの看護師人生だと思いました。

私のやりたい看護をし、今の職場よりも残業や負担の少ない病院を探しました。
面接へ行き、看護部長さんから詳しくお話を聞いて「この病院で働きたいな。」と思える新しい職場も見つかりました。
まだ、新しい職場で働き始めてはいませんが、早くそこで働きたいという気持ちで今はいっぱいです。

この記事を読んで頂いている方に私からアドバイスができるとしたら、看護師人生は長いんだから、精神的、肉体的に負担が少なくて、自分のやりたい看護ができる職場を探してほしい、見つけてほしいな、ということでしょうか?
看護学校や看護大学で何年間も一生懸命に勉強し、国家試験に合格してとった看護師の資格です。
社会のためにも、その資格を生かして長く働いていきましょう。

最後になりますが、私が13年間勤めた病院を辞めようと考えた具体的な理由をお教えします。

私が勤めている病院は、約300床の医療療養型の民間病院です。
私のいる病棟は、60床で大学病院などの急性期病院から転院して来られる方が多いです。
今は、大学病院などの急性期病院も在院日数が短くなっており、状態の安定していない患者さんの入院も多くなっています。

治療の継続やリハビリなどやることはとても多いですが、療養病棟なので医師や看護師の数は当然少ないのが現状です。
少ない日(土・日など)は、60人を4人の看護師と5人の介護職員で対応しています。
その状況で緊急入院が入って来ることもありますし、当然ですが、看取りもあります。

大げさではなく、本当に毎日が戦争のような忙しさです。
患者さんの声に耳を傾けたり、患者さんのご家族の労をねぎらったり皆したいとは思ってはいますが、優先順位を考えながら仕事を進めなければならず、なかなかできていないというのが現状です。

忙しくて、電子カルテ入力ができないため、ほとんどのスタッフは昼休みは食事を済ませたら休憩室から出て行きます(実質15分位しか休憩室にはいません。)し、始業時間の1時間前から仕事を開始しています。(情報収集ではありません。)
帰りも定時で上がる日はほとんどありません。たとえ仕事自体は終わっていても、看護計画やサマリー、委員会の仕事で残っています。

そんな日々の中でも、上司や部長などからねぎらいの言葉があるわけでもなく、「もっとこうして。」「もっとできるでしょ。」と要求ばかりで、働けど働けど心は満たされず、身体はボロボロになっていくばかりの現状に嫌気がさしました。
スタッフは疲れ辞めていき、増々忙しくなりますが、部長からは“法律上は足りている”という言葉しか返って来ません。
法律ではなく、もう少し、現場を見てほしいと思います。

とりとめのない文章になり、申し訳ありませんでした。

関連記事

  1. talk_39
  2. talk_33
  3. talk_14
  4. talk_31
  5. talk_23
  6. talk_13
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Top